藤浪は予想以上の男だったな。
塁上に出しても、それからが勝負とばかりに点を許さない。
4,5,6回とピンチが続くが、それでも堂々たるピッチ。特に、ロペスには徹底的にアウトスライダーを振らせている。
特に5回は、林が一旦バックしてから前進する拙い守備。これが二塁打になり、頭の片隅には撃ち取ったのにとの思いが残っても仕方がない状況。それでも、後続をキッチリと抑える。ここが素晴らしいところ。坂も、菅野のライト前への小フライを良く捕球した。ナイスプレーだった。準備が出来ている。
負ければ読売にマジックナンバーが点等する嫌な状況。それでもそれを、億尾にも出さず堂々としていたのはスバラシイ。今まで緊張をしたことがないと語っていたのも頷ける。5つ年上の菅野は、藤浪に負けるのが悔しくて泣きながらの降板だった。
本当に素晴らしい男だった。舞台が大きければ大きいほど、自分が自分を持ち上げられる。1点リードの重圧など、欠片も感じさせない投球内容。前回の横振りの失敗を修正してきたのも立派。清水のリードも良かった。
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